HSPの生きにくさを感じる3つの特徴　不満を言い出せない繊細なあなたへ

初めに生きにくさの一つの原因である
HSPについてお話ししたいと思います。

HSPはもう知っていて不満を言い出せずに悩んでいる方はこちらへどうぞ

HSPとは病気ではなくその人の性質

HSPとはHighly Sensitive Personの
頭文字を取った言葉です。
簡単に言うと「繊細さん」になります。

私自身もHSPだなと感じるのですが
特に強くそう思う特徴が３つあります。

一つずつご説明します。
まず匂いについてです。

柔軟剤入りの洗剤で洗った服が
干してあるだけで具合が悪くなります。

また、その洗濯した服で寝ようとしても
匂いが気になって眠ることが出来ません。

次に耳が良すぎることについて
人のいびきが良く聞こえてしまうので
誰かと同じ部屋で寝ることが困難です。

また、エアコンの室外機の音が
気になりだすと物事に集中出来なくなります。

ここまでの内容はそこまで
生きにくくて仕方がないわけではありません。

ですが、最後の人と関わる事がストレス。
これについてはとても生きにくいと
感じてしまう大きな要因になります。

私は人から好意的に思われてるか
そうでないかがよく分かります。

それは話す人の表情や声のトーン、話しかけてくれる頻度など様々な情報から読み取ることが出来てしまいます。

また、仕事においてどの人がどれくらい作業をしているか手を抜いているかを見抜けてしまいます。

これらの敏感な感覚のおかげで苦悩した具体的な体験談をお話ししたいと思います

私はとあるスーパーでパートとして働いていました。そこへ外部から正社員である６０代の男性が異動してきました。

その方はがんを患っておりました。しかし、自覚症状は何もなく仕事は普通に出来るとおっしゃっていました。

ですが実際に仕事をしてみると作業スピードは遅く、やる気も感じられない態度でした。

その上すぐ「疲れた」「だるい」など他のみんなが真面目に作業している中でも関係なく愚痴をこぼすような人でした。

一方私はその人とは真逆で仕事は真面目にこなし、自分の仕事が終われば契約時間が短い他のパートさんの手助けを出来るほどの作業スピードでした。

そんな私も人生に追い詰まって診断こそされていないもののうつ病と言われる症状に当てはまっており、何度も人生を終わらせたいと考えていました。

そんな中仕事を取りまとめるリーダーはその真面目にやらない方ばかり好意的にがんであるため、体調を気遣ってあげていました。

私に対しては元気なんだから頑張れて当然のような扱い。がんは確かに一般的には重い病気でうつ病は目には見えにくい心の病気です。

少し性格が暗いだけで仕事をする分には一見、健康そうに見えた私を心配するわけはないことは分かっていました。ですがあまりにもリーダーの態度が違うことに不満がどんどん募っていきました。

そしていよいよ我慢の限界がきてそのリーダーに不満をぶつけてしまいました。
「どうして私はこんなに頑張っているのに
その人ばかり心配してあげるんですか！」
「私はがんこそ患っていないけど毎日死にたいと考えたり私だって苦しい中で仕事を頑張ってるんです！」

この一件からお互い同じ空間にいるのに口を利くことが出来なくなりました。そして私は精神的に参ってしまい病院へ行くと適応障害と診断されました。

適応障害を治すには部署の異動か退職を医者に勧められました。もう仕事を続けられる状態でなかったので退職の決断。

この経験から職場で人と一緒に働くのは困難と感じた私は現在webライターとして活動しています。

不満を言い出せない理由として例えば友達に対してだった場合、「これを言ったら嫌われるかも」職場に対しての場合、「こんなこと言ったら周りに変に思われるだろう」といったことを考えてしまうからだと思います。

繊細さんは人一倍周りのことを気遣える心優しい人が多いため我慢してしまう、もしくは不満はあるけどそこまで追い詰められていない状態、いわばまだ余裕のあるケースが考えられます。

実際に私も最初のうちは我慢することが出来ました。しかし精神的に追い詰められてしまうと自然と言わないといられない状態になってしまうのです。

そんな状態になってしまってから自分の気持ちを伝えても相手は驚いてしまいます。伝えた直後も気分はよくなかったです。でも今となっては気持ちを伝えられて無理して辛い職場に居続けないで良かったなと思えています。

あのまま不満を言わないで我慢し続けていたら確実に心が壊れていたでしょう。ですので皆さんも同じように不満を抱えているのであれば限界を超えてしまう前に思い切って伝えてみてください。

自分の不満を相手にぶつけることで人との縁が切れたり、職場に居られなくなることがあるかもしれません。それでも自分が悩み苦しんで我慢し続けるくらいなら私は伝えてみた方が良いと実体験から思います。